エリック・ブルーン(Erik Bruun)1960年代初め
*このポスターは、1960年初頭にリトグラフ印刷された当時の初版オリジナル版です。フィンランドのヘルシンキにあるエリックブルーン事務所にサンプルとして確保されていたもので、現存するオリジナル版は現在世界中でも数枚となります。この度、ブルーン事務所の協力を受け、限定数での予約販売を行っております。リトグラフ印刷は、石板に直接描いて印刷する技法となり、その技法を用いたこのポスターは、独特の雰囲気を持っています。
コーヒーのNEKTAR社の依頼で作成されたポスターデザインです。デザインに用いられた「paahdoista parhain」というテキストは、フィンランド語で「最高のロースト」を意味します。スタイリッシュで、それでいてどことなく温かみのある優れたデザインです。
■ エリック・ブルーンとは
1926年生まれのエリック・ブルーンは、フィンランドの中央芸術学校卒業後、広告業界でグラフィックアーティストとして活躍。1953年からはフリーランスで、長きにわたり数々の名作を生み出しました。
「ポスターは見る人を笑顔にしなければならない」をモットーとし、思わず見る人が笑顔になってしまうような工夫あふれる作品を多数生み出しました。
ブルーンがリトグラフ技法で培った抜群の描写力、細密画のような表現力は、彼の多くの作品に見ることができ、それがブルーンの作品が持つ独特な雰囲気につながっているのです。
現在91歳になるブルーンは、まだまだ意欲的な創作活動を愉しんでいます。
フィンランドの中央芸術学校卒業後、広告業界でグラフィックアーティストとして活躍。1953年からはフリーランスで、長きにわたり数々の名作を生み出しました。 現在ではフィンランドのグラフィック・デザイン界を代表する巨匠アーティストと呼ばれています。しかし、そのアーティストとしての才能だけでなく、誰にでも冗談を言うような、優しくユーモアにあふれた人柄が多くの人を魅了しているのです。 ユーモアにあふれ、また細密画のような細かく美しい描写がブルーン作品の特徴です。