今年のストックホルムは、残念ながらまだ雪が積もっておらず、今年は「ホワイトクリスマス」の望みは薄そうです。
少し前にフェイスブックでご紹介しましたが、今年もクリスマスツリーを買いました。こんな風に、広場にたくさん並ぶ木の中から、自分で好きな葉ぶり枝ぶりのものを選びます。高さはどれも約2メートル半くらいです。
一口に「クリスマスツリー」と言っても、色々種類があります。
スウェーデンで最も一般的なクリスマスツリーは、赤っぽくて少し細い枝を持つ「Rodgran」。他に「Silvergran」「Kungsgran」などいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴をもち、価格も異なります。私たちが見た市場では、Rodgraが一番お安くて、300KR(約4500円)、Silvergranが400KR(約 6400円)、Kungsgranが550KR(約8800円)という感じでした。
運びやすいように専用の網に入れてもらったものを、これまた専用の台に設置し、専用のマットの上に置きます。こう考えると、クリスマスにしか使わない色々な道具がたくさんありますね。まさに日本のお正月みたいです(お重とか、お椀とか食器とか、お正月用のって、特別にある家庭が多いのでは?)
そして、あとは飾りつけ。スウェーデンのクリスマス飾りって、ワラや木や、ウールなどのフェルトでできたものが多いのですが、それが何ともナチュラルな雰囲気を醸し出します。電飾も、カラフルじゃなくて一色が基本で、それもまた何やらノスタルジックなクリスマスな雰囲気です。てっぺんに星を付けますが(これもうちのはワラです・・・)、これは一番最後にするという「ルール」があるそうです。
というわけで、完成!
クリスマスというのは、基本的には「キリストの生誕を祝う日」ということですが、北欧のクリスマスは、キリスト教が伝わるもっともっと前からあった、北欧神話や民話に基づく行事や習慣も多いんです。クリスマスイブの夜にはミルク粥を食べる習慣とか、ユールボック(=クリ���マスのヤギ、という意)を飾る習慣とか、サフラン入りのパンを食べるとか…。色々ディープに調べると奥が深くて面白いんですヨ。
さて、今年は皆さんにとって、どんな1年だったでしょうか。私たちディット・ダットは、今年初めて6月のインテリア・ライフスタイル展に出展してみたり、いくつかの新しい取扱商品を増やしたりなど、一つ一つの足どりは小さいながらも、去年からまた少し成長することのできた1年だったと思います。日本国内はもちろんのこと、スウェーデン、フィンランド初め世界中のお取引先の皆様に、この1年間のお取引を、心から感謝いたします。
来年が、皆様にとって、素晴らしい1年になりますよう、お祈り申し上げます。私たちも、少しずつでも成長し、また自分たちの成長だけでなく、周りに何か恩返しできるような、そんな1年にできればいいなぁと思います。どうぞまた、お付き合いの程よろしくお願いいたします。
少し早いですが、どうぞ楽しいクリスマスを、そしてよいお年をお迎えください。
秋もすっかり深まっている今日この頃です。
先日、ストックホルムから車で約1時間半ほどの場所に住み、農家をやっている友人のお宅にお邪魔しました。
スウェーデンって、人口が少ないんだなぁ…としみじみ感じるのはこういう時。首都から1時間半行っただけで(実際は30分くらい走っただけでも、ですが)、森、草原、自然。
写真の奥の方に見えるのが、彼らの家。「大草原の小さな家」という言葉が頭に浮かびます。
この農家は、私たちの友人が3代目となる牛乳農家です。友人は30代の若さですが、一国の主、農家の主として頑張っています。こちらの農場には、200頭以上もの乳牛がいるそうで、1日に取れる牛乳の量は、なんと 7千リットルにも及ぶとか。あのスーパーなんかで売っている牛乳パックが1日で7000本!それでも、スウェーデンでは乳製品の消費量がとても多く、供給が足りないくらいだとか…。
スウェーデンで牛乳と言えば、アーラ。こちらの農家でも、代々アーラに牛乳を提供しています。アーラのシンボルマークともいえるこの牛ちゃん、目にしたことがある方も多いのでは?
この季節のスウェーデンはとにかく暗くて暗くて、気分も落ち込みがちなのですが、この農場で朝7時に外を見たら、美しい朝焼けが見えました。陽が、とても近い存在に感じられます。風が吹けば風の音が聞こえ、また雨が降れば雨の音が聞こえる。人間や、人間が口にする食べ物は、自然とのつながりの中に存在するということを、とても強く感じます。
ちなみに、家のすぐ横にはこんな素敵な「秘密基地」が。子供にとっては最高の環境ですね。
またまたちなみに、こちらの農場の中には牛のいる巨大な納屋があちこちに点在し、トラクターや大きな機材が点在し、地面は泥だらけでぐちゃぐちゃでお世辞にも「きれい」とは言えない状態なのですが(外なので当たり前ですが)、家の中のインテリアの素敵具合がすごいです。このギャップに本当にびっくりします。
こちらは、同じ土地にお住いのご両親の家(もう農業は引退して、悠悠自適生活です)です。
なんだか、お城みたいです…。
ご両親が住む家は、部屋数が10以上もある広い家ですが、同居はせず老夫婦二人で住んでいます。この「同居をしない」というのがとてもスウェーデンらしいと感じました。どれだけ近くに住んでいても、お互いの生活に介入しないというのが、スウェーデン人の基本的な考え方のようです。
とはいえ、子供や孫が遊びに来るのが嬉しいのは、どの国のおじいちゃんおばあちゃんにも共通です。おいしい手作りパンやクッキーをごちそうになりました!
そろそろ雪が降るかも…なストックホルム。この季節も美しい自然は健在です!
10/31は、ハロウィンでした。といっても、スウェーデンにハロウィンの習慣が登場したのはごく最近、ここ10年くらいのことだそうです。
我が家でも、かぼちゃでジャック・オー・ランタンを作ってみました。外が大きくても中はスカスカのこのかぼちゃ。ランタン作りには最適ですが、食べる部分が全くないのはやや微妙…。
夕方5時には真っ暗になるこの時期、キャンドルを入れて���に置くとなかなかの迫力です。
子供たちは仮装して近所の家を回りお菓子を集めます。子供にとっては、とても楽しいイベントのようです。
スウェーデンではもともと、11月初めの土曜日(今年は11/2)は「Alla Helgons dag」と言われ、日本でいう「お盆」のような日です。日本語では「諸聖人の日」と言われるそうで、キリスト教の全ての聖人と、全ての亡くなった人たちを記念する日だそうです。皆でお墓参りをしたりする日なのです。
写真は、Skogskyrkogarden「森の墓地」というストックホルム郊外にある共同墓地です。有名な建築家であるグンナル・アスプルンドが設計を手掛けたとあり、日本でも有名です(この場所が設計がされた1914年当時は、アスプルンドはまだ若く無名でした)。1994年には世界遺産として登録されています。
この墓地は建築史上でもとても意義のある場所だと言われていますが、その理由は以下の通り。
1.今日でも古さを感じさせない、時代を超えた建築デザインであること。
2.効率よく葬儀や火葬を行う機能性のみならず、遺族の深層心理にまで踏み込んだ建築計画になっていること。
3.北欧人にとって精神的な故郷といえる「森」へ還っていく人間の運命を、直感的に悟らせるような建築表現を実現したこと。
*参照、Wikipedia。http://sv.wikipedia.org/wiki/Skogskyrkog%C3%A5rden
とくに、この3番目の「森へ還る人間の運命」という部分、ぐぐっときます。北欧に住んで、こちらの人と日々接していると、時々そういう人々の考えに触れる時があります。北欧人にとって、「森」は本当に身近で根本的な存在。そんなことが、この国の人たちの環境意識を高めることにも、つながっているのかな、と思います。
森とのつながり、自然とのつながり。それを思い出させてくれる場所。そんな場所を100年も前に作ってくれたグンナル・アスプルンドは、本当に素晴らしい建築家です。きっとあと100年後にも、変わらぬ姿であり続けるんだろうなぁ。そんな風に感じさせてくれる場所です。
去る9月4日-6日、ギフトショーに出展しました。
今回は、毎回出展している端っこの東6ホールではなく、中央の東5ホールでの出展でした。「北欧スタイル」としてまとめるという事で、こ��らの場所に出展を決めたのですが、、、実際会場で「北欧」ということがあまりアピールされておらず、見つけにくかったというお声もたくさん 頂きました。それでも探してたどりついてくださった皆様、本当にありがとうございました。
ギフトショーのプレスの写真や撮影の人がたくさんきました。そんなにこのゴチャゴチャ展示が珍しいか・・・?!?!まあ確かに、他のブースを拝見すると皆さん本当に素敵にきれいに展示しておられて・・・。こんなゴチャゴチャはうちだけですね・・・。それでも、このごちゃごちゃがディット・ダットのスタイルになりつつあります・・・。そもそもディット・ダットって、スウェーデン語で「あれやこれや」という意味なので、なんとなく雑多な感じになるのも、ありなのかなぁと思ったり・・・。
今回は、夫も子供もスウェーデンに置き去りにしてきたので(^^;)、展示会後、大急ぎで帰りました。最近はフライト時間、乗り換え時間が一番短いのでフィンエアーを良く利用します。フィンエアーはその名のとおりフィンランドの元国営航空会社( 日本で言うJALみたいなものですね)です。航空会社は経営的に各社大変厳しい時期を迎え、色々試行錯誤しているようですが、この航空会社はフィンランドのデザインを前面に打ち出���、結構人気を集めているようです。 (もちろん、人気の理由はデザインだけじゃないと思いますが)
機体にフィンランドを代表する「マリメッコ」デザインをペイントしたり。機内でも、ビジネスだとこれまたフィンランドを代表する「イッタラ」の食器を使って いるそうです。エコノミーでも、紙コップや紙ナプキン、そして今回はブランケットまでもが「マリメッコ」デザイナーのデザイン。飛行機の機内って、なんとなく無機質なことが多いので、こういうの、結構嬉しいです。
でも、実は少し前に機体に大々的にペイントされたマリメッコのキノコのデザインが、1960年代にウクライナの画家によって描かれたものの盗作 だということになり、大騒ぎになったこともあったんです。フィンランドやスウェーデンのメディアでも一時大騒ぎでした。
その時、改めてデザイナーという方たちの創作活動について考えさせられました。デザインを生み出すデザイナーは多かれ少なかれ過去や同世代のデザインからインスピレーションを受けて創作活動をしているものだと思 います。でもだからこそ、インスピレーションを受けることと盗作のラインは、はっきりきっちりしておかなければいけないですよね。
それにしても、たくさんの人に長く愛されるデザインを生み出すことって、すごいことだと思います。そしてだからこそ、 私たちはデザイナーへの敬意を忘れないでいたいと思うのです。そして、この世に誕生した素晴らしいデザインを、大切に扱いたいと思うのです。
それにしても・・・ペイントされて、結構すぐに闇に葬られたこの↓フィンエアーの機体デザイン・・・。ある意味すごくレアですねぇ。
出展:lifestyle.jp.msn.com
ギフトショーで、ディット・ダットの最新版のカタログをお渡ししました。もしカタログがお手元に ない方、欲しいよ!という方、お手数ですがどうぞご連絡ください!
info@ditt-datt.com Tel:03-6454-2481
では、今後とも、どうぞよろしくお願いします!
島には何もありませんが、子供や子供の心を持つ人に���、楽園のような場所です。朝起きて、さて何をしよう?と考えてみれば・・・。たくさんの遊びがまっています。
まずは、釣り(魚すくいと言ったほうがいいかな)。小さな子供たちが海辺で遊ぶ時は、救命胴衣着用。
この島は、かつて漁師の島で、たくさんの魚が取れ、人々はそれで生計を立てていました。しかし、今ではこの島に定住している人はおらず、漁をする人もいません。本気で漁をするには、朝早く起きて沖のほうへ出ていかなければいけませんが、ボートハウスの周りにも小さな魚がたくさんいます。網ですくって遊ぶのが、子供たちの間で大人気。野生の魚はとてもすばしっこく、大人のほうがついつい夢中になってしまいます。
そして、もちろん水遊びもお決まり。水温は冷たいときで16度、温かくても20度そこそこですが・・・夢中になれば子供はいつまでも水/砂遊びをしています。
また庭の柵を利用して、近所の家の子とバドミントンをしたり・・・
簡易ブランコがある家の庭に集まって遊んだり・・・。
子供たちは、ふらりと出かけて他の子供と遊んだり、人の家で親の知らぬ間におやつやご飯をいただいてしまったり・・・。島の子供は、みんなの子供という感じ。きっと、昔のスウェーデンも、日本も、こんな風な環境で子育てをしたんだろうなぁと思います。
また、森の中に廃屋?を発見。いやいや、廃屋ではなく(^^;)、これは、秘密基地だそうです。1950年ごろ、当時子供だった私たちの親世代が作り始めたこの秘密基地。彼らが大人になるにつれ忘れ去られたこの場所は、その子供たち(=私たちの世代)が子供の頃、また増築され、改築され遊び場として活躍しました。そしてまた彼らが大人になると、今度はその子供たち(=私たちの子供の世代)が、遊び場として夢中で遊んでいます。なんだかそう考えるととても不思議な感じ。ひとつのものが、未来へ未来へと受け継がれていく事、時の流れがつながっている事を、実感することができます。また次の世代も、この場所で遊ぶようになるのでしょうか。
それにしても、こんな秘密基地!子供の頃、誰もがあこがれたような、場所ではないでしょうか?!
��本も夏休みシーズンが到来ですね。
スウェーデンでは、7月の初めから約1ヶ月というのが夏休みシーズンです。なので、8月に入ると仕事に復帰する人が増えてきます。
前回のブログに書いたように、今年もサマーハウスに行ってきました。その様子を写真を中心にご紹介します。今回は風景です。
最もスウェーデンらしいと言われる、赤い家。外壁(木)を赤いペンキで塗っているのですが、この赤いペンキは銅を混ぜて作られているために、木をしっかり守ってくれる、ひいては家をしっかり守ってくれる、優れもののペンキなのです。昔ながらの海辺のボートハウスは全てこの赤いペンキが塗られています。↓下の写真のボートハウスなどは1800年頃の建物です。数年ごとにペンキを塗り重ねる事で、木が腐ることなく、建物が長持ちするのです。
↓こちらはもう少し新しく、1950年ごろに建てられたボートハウス。やはり赤いペンキは欠かせません。
↓古いイカリが置かれていました。ほとんど人が来る事のない場所なので、ディスプレイ??とは思えませんが・・・。ただ置き去りにされてしまったのかな??真相は分かりませんが、風景にはピッタリマッチしていました。
↓スウェーデン人、スウェーデンの国旗が大好きです。サマーハウスにいる時はたいてい国旗を玄関先に飾ってます。
↓私が「最もスウェーデンらしい」と思う風景は、これ。滑らかな岩と、森と、海。この島(岩場)、サマーハウスの近くにある無人島です。
石は長い年月をかけて丸く滑らかになっていて、はだしで歩くととても気持ちいです。また、岩が夏は太陽の光をたっぷり浴びているので、じんわり温かい。ここに寝転がってぼーっとする時間は至極のときです。ムーミンの作家、トーベヤンソンさんも、岩だらけの島に自分で家をたてて生活されていましたが、きっとこんな風景を見ていたのかなぁ、と思います。
↓ちなみにこの島には手漕ぎボートできましたが、無人島なので当然ボートを止める船着場はありません。自力で岩の割れ目に釘(というのかな?大きい鉄の杭?)を打ち込み、ボートを止めます。知識や経験がないと、なかなか一人ではこられませんねぇ・・・。
7月にはいり、スウェーデンはすっかり夏休みモードです。多くの企業や製造工場は7月の3~4週間、完全に夏休み休業となります。夏休みにはほとんどのスウェーデン人はサマーハウスに出かけたり、国内、海外旅行を楽しみます。
私もスウェーデンらしく(?)、来週からしばらくサマーハウスへ出かけます。3年前ですが、このブログで少し私たちのサマーハウスの事をご紹介しました。2011年7月12日のブログはこちら。2009年から自分たちで母屋を改装しているのですが、4年経った今年も遅々として継続中(^^;)。
なにぶん、サマーハウスが島にあるため、何でも船で運ばなければいけない。実はそれが一番面倒な作業かもしれない・・・。
まずこんな風に↓壁や床を壊した後、新しく作ったりペンキを塗ったり壁紙を貼ったり・・・。
昨年あたりから、快適に住める感じになってきましたが、まだまだ細かい作業はたくさん残っております。
また、もともと100以上前に建てられて以来ずっと先祖代々使われていた家だったので、おじいちゃん、おばあちゃんが使っていた物が、棚の中からたくさんの出てきました。ダンボールに何箱分も!よくみると素敵なお皿やガラス、カトラリーなんか��ありました。
皆で、取っておきたいものや個人的に欲しい物を分別します。残りは捨てるか、フリーマーケットやチャリティーに。
ちなみに、こんな素敵なシンガーミシンも出てきました。ちょうど我が家のミシンが壊れていたので、もらっておきました(^^)b 活躍しています。
こんな作業も、夏のサマーハウスではなんとなくのんびりやるので、楽しいです。
またフェイスブックで、リアルタイムでサマーハウスの様子を更新しようと思います。よろしければそちらもご覧ください。 https://www.facebook.com/ditt.datt
日一日と日差しが強くなり、春らしさを感じさせてくれるストックホルムです。春分の日を過ぎると、ストックホルムの日照時間は、日本よりも少しずつ長くなるんです。ちなみに、今日の日の出は5:46、日の入りは18:04!・・・って、日本にいた時はこんな事気にしたことなか���たのですが(皆さんは、今日の日の出日の入り時間なんてご存知ですか?)、どんどん「日当たりマニア(=スウェーデン人)」になっていく気がします・・・。
さて、そんな風にだんだん明るくなっている今日この頃なのですが、気温のほうは今だにマイナスです。まだ雪が降ったりしています。
先週末、近所の湖に散歩に行くと、凍った湖の一部の氷が整備されており、天然のスケートリンクが出来上がっていました。
写真の手前に見えるのは桟橋で、普段はこの先が湖となっているわけですが、水が凍れば湖も大陸と同じになるのですね(当たり前のことですが)。氷の上で散歩したり、スケートしたりしている人たちがたくさん!
凍った湖を整備してスケートリンクが作られることは、スウェーデンではごくごく普通の事で、冬にはどこにでもあるんです。天気の良い日に、フラッと散歩がてらスケートに・・・。お金もかからないし、運動にもなるし、最高です。
こういうスケートの場合、使う靴はフィギュアなんかとちょっと違って、専用のものがあるんです。スウェーデン語では、「ロングフャーズ・スクリドスコー」という舌をかみそうな長い名前がついていますが、日本語では何というのでしょうねえ?
凍った湖でスケートが楽しめるのはスウェーデンの冬の風物詩。そのため、多くの人は、マイシューズを持っています。専用のストックなどもあって、クロスカントリースキーとスケートの中間みたいな感じです。広い湖の上をこのスケートで散策するイベントなんかも、あるんですよ。
写真提供:SvD accent
スケート靴を履いて滑っているのは、別に若者やスポーツ好きの人ばかりではありません。ベビーカーを押して滑ったり、子供をそりに乗せて引っ張ったり・・・。少し大きな子供が自分で一生懸命滑ったり。またお年寄り夫婦がのんびり歩いたり滑ったり・・・。
週末のひととき、外で家族で楽しく過ごせるこんな空間が、どこにでもあるスウェーデンは、素敵だなぁと思います。
子供の頃から『凍った湖でスケートするのが当たり前の生活』をして育つ北欧の人たち。大人になった彼らが自然を愛し、大切にしようと思うのは、ごくごく当たり前のことなのかもしれませんね。
年末年始、日本に行っていたのですが、先週ストックホルムに戻ると、この地はまだまだ深い雪でおおわれていました(^^;)。気温はまだ普通にマイナス10度くらい、やはり冬が長いなあと再確認です。
さて、そんな中、恒例のストックホルム、雑貨国際見本市「フォルメックス」が開催されました。出展社の商品が楽しみなことももちろんですが、例年トレンドがあちらこちらに見られるのも楽しい催事です。今回は、元気で明るい色に溢れていました!
↑メインゲート入ってすぐのところの展示。パステル系の色調が、春らしいイメージです。
↑会場の後ろ出口のほうの展示。窓一面にオレンジやピンクのシートが張られています。生の野菜をそのまま使った展示が、本当の意味での「自然」や「ナチュラル」を感じさせます。
↑会場内にあるカフェ。毎回違うテーマで作られているのですが、今回は球根系のお花がたくさん!
↑カフェの入り口ゲートの上部分には、チューリップが飾られているのですが、球根を上にぶら下がっているというなんとも斬新なディスプレイ!チューリップって、当然花がメインなんですが、こうしてみると球根ってなんとも力強いというか生命の源というか・・・。元気がつまっている感じがして、素敵です。
また、各展示ブースも春らしい雰囲気でした。アルメダールスからは、日本でも人気のイラストレーター、Olle Eksellとのコラボレーションが紹介されていました。製品の入荷はまだ数ヶ月先ですが、楽しみですね!
ちなみに、Olle Eksellの一番有名なデザインというと、この↓目かな??スウェーデンでは、ココアなどのパッケージデザインに使わています。すごいインパクトなんです!
写真提供:www.olleeksell.com
また、プルート・プロダクトからは、ムーミンの原画を用いたアイテムもいくつか登場しました。また、大人気のキャンドルスペルに、新デザインが加わりました。
また、今年は「長くつ下のピッピ」のデザインが登場です。ピッピはスウェーデン女性の児童文学作家アストリッド・リンドグレンが生み出した物語。世界で愛される物語で、60以上の言語に翻訳されています。日本でも1960年代から親しまれる人気者です。
新作情報については追ってメーリングリストなどでご連絡いたします!
さあ冬もあと少し。風邪にはご注意くださいね!
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