1916年生まれ、北欧ミッドセンチュリーデザインの巨匠、スティグ・リンドベリ。スウェーデンの陶磁器メーカー、グスタフスベリ社の全盛期である1940-60年代に、同社のアートディレクターとして活躍、数々の名作を生み出しました。遊び心あふれる斬新なデザインは、当時の国民をあっと驚かせ、瞬く間に人々の心をつかみました。その素晴らしいデザインの数々は時を得た今も世界中の人々を魅了し続けています。陶磁器デザインのみならず、プラスチック、テキスタイル、絵本など様々な分野で活躍。日本での現在の北欧ブームはリンドベリのビンテージ陶磁器から始まったともいわれています。
メリート・フルトはデザイナーであり、料理家でもありました。彼女が1970年代に出版した料理本「ヒラムのベストクックブック」に登場するキャラクターが、「おおいそがしさん」。社会進出し、仕事を持つようになった女性たちを応援する、シンプルなレシピがたくさん載った料理本です。仕事に家事におおいそがしの女性をイメージしたユーモラスなキャラクター「おおいそがしさん」は絶大な人気を博しました。忙しくても楽しく頑張る女性たちの様子、今の日本の社会にもピッタリではありませんか?!
シンプルで大胆、まさに「ザ・北欧」と表現したくなるデザインの「フィッシュ」。アルメダールスの長い歴史の中でもずっと人気のこのデザインを生み出したのは、マリアンヌ・ニルソン。NKデパートのテキスタイル部門でアストリッド・サンペと共に活躍しました。このデザインは、1955年にアルメダールスのために生み出されたものです。
1909年生まれのサンペは、スウェーデンのテキスタイルデザイン界の伝説的な存在です。ストックホルムの老舗百貨店『NK』のテキスタイル部門のチーフとして36年間活躍し ました。テキスタイルデザインにデザイナーの『サイン』を残すということを始め、テキスタイル界におけるデザイナーの地位の向上に貢献し ました。 シンプルでエレガントなデザインは、今も魅力があせることなく多くの人々に親しまれています。
ビクトリアのデザインキャリアは陶磁器デザインからスタートしました。この「アップル」デザインはスティグ・リンドベリへのオマージュでもあり、人々の家をカラフルにしたい」という思いから生まれたのです。
1928年生まれのマリアンヌは、スウェーデンを代表する老舗陶磁器メーカーローシュトランドの専属デザイナーとして活躍し、数多くの作品を残しました。スウェーデンのビンテージ陶磁器の中でも最も人気のあるデザイナーの1人です。 女性らしいかわいい作品を得意として、彼女にしか表現できない独創的な世界が広がります。デコレーションのかわいさだけでなく、柔らかな曲線の美しいシルエットも魅力的です。
オーレ・エクセルは1918年生まれのスウェーデンを代表するミッドセンチュリーの巨匠グラフィックデザイナーです。1956年にスウェーデンのココアメーカーのマゼッティ社のために生み出した「ココア・アイズ」を始め、オーレのデザインは、40年以上たつ今でも、強烈なインパクトを放ちます。
アルメダールスのインデザイナーたちによる作品。個人ではなく、グループとしてデザイン制作を行ったそうです。
グラフィックデザインとイラストレーションの修士学位を持つサンドラ。 スウェーデンで生まれ育ち、現在はイギリス南部の小さな街でデザイン活動を行っています。 スウェーデンの自然や50-70年代の北欧レトロインスピレーションを受けたデザインたちは、個性あふれる魅力を放ちます。 プライベートでは3人の男の子のママ。サンドラにとって、家族や子供がかけがえのない存在です。製品づくりへのこだわりは、未来を担う子供たちへの大切なメッセージでもあります。
シンプルでシックな世界を繰り広げるハンス。身長が2メートルはありそうな長身。見える世界が違うのかも・・・。 話すと冗談ばかりいってふざけているような性格ですが、話題がひとたびデザインの事になると真剣そのもの。 自分のデザイン、そしてデザインすること自体が本当に大好きなハンス。 彼のデザインは、スウェーデン国内のみならず、ヨーロッパやアメリカでも高い人気を誇っています。
スウェーデン語で『夜のネコ』という意味を持つキャット・イ・ナット。シンプルで、ちょっととぼけた、愛らしい イラストが魅力です。 いつもニコニコ優しい笑顔のカーリンの温かい人柄が伝わってくる、温かい、優しいセレクションです。 『日々の生活に喜びをもたらすようなキッチンツールを作りたい』そんな思いでデザインを生み出しています。
小さいころから絵を描くことが大好きなアンナは、ほぼ独学でデザインを学びました。ヘムスロイド社創設時から運営にもかかわっています。気さくで明るい人柄で、3人の子供を持つ働くママさんでもあります。
まだ10代の頃にこのプルリングのデザインを考え、商業化に成功したカミラ・ユンググレン。現在ではスウェーデンの若い起業家を助ける活動や講演も積極的に行っています。 プルリングの製造は、スウェーデンで行われています。
1914年生まれのトーベ・ヤンソンは、フィンランドに住み、スウェーデン語を母国語とするスウェーデン系フィンランド人の芸術家。世界で愛されるムーミンの作者として世界中に知られています。自然と孤独を愛し気難しいところもあったというトーベですが、いつも周りには家族やいい友人たちがいました。ムーミン物語に登場するキャラクターたちは、そんな家族や友人をモデルにしたものも少なくないそうです。ムーミンは1969年に日本で世界で初めてアニメーション放映され、世界中で放映されるようになりました。
1970年代にスウェーデンの老舗デパートNKの専属デザイナーとして活躍後、独立。国鉄やスウェーデン国営薬店アポテーケットのユニフォームなどのデザインも手がけ ました。現在は国立美術大学で教鞭をとって次世代デザイナーの育成を行っています。 話し好きで冗談好きな楽しい人柄。アルメダールスでは『フォックス』シリーズを手がけました。
Jukomeroはスウェーデン人女性ヨハンナ・ラーソンとフランス人男性ステファン・シャブリルのデザインデュオ。 自然を愛し、スウェーデンの風景や伝統的な柄などからインスピレーションを受けてデザイン作りを行っています。日本も大好きな二人は、日本からもデザインのインスピレーションをたくさんもらっているそうです。大胆で印象的なデザインが魅力です。
フィンランドのヘルシンキを拠点にデザイン活動を行うデコランド。サリを中心に3人のフィンランド人女性が協力して運営しています。 製品に対するこだわりはデザインや機能性だけではありません。良い製品を地球にやさしい持続可能な清算方法で作ること。デコランド製品の製造を行う工場は、フェアトレード基準に従い、生産者の立場を大切にしています。
ウェストマン・テキスタイルアトリエは、ロールストランドのデザイナーとしても活躍したマリアンヌ・ウェストマンとその家族によるテキスタイルのハンドプリントのアトリエです。1950年代に弟ブルーノと妹インガ・リールによりスタートしました。現在は、インガ・リールが運営を続けています。 ハンドプリントにこだわり、個性的なデザインの良質なテキスタイルを生み出しました。このアトリエの作品は、スウェーデンの老舗百貨店NKやセレクトショップSvensktTennなどでも販売され、「日々の生活によいデザインを」をモットーに活動を行ってきました。 ダーラナ博物館には、このウェストマン・テキスタイルアトリエの歴史や作品が展示されています。
マーベルとオーケ夫妻は、1985年に会社をスタートし、今年でちょうど30周年を迎える小さな工房をスウェーデン南部の小さな街に構えています。 30年前、小さなおもちゃのログハウスを見てインスピレーションを受け、「ただの飾りではなく、パズルとしても楽しめるものを」というアイディアから生まれたのが、このパズルハウスです。 材木を仕入れて切るところから、組み立て、色塗り、完成した家に飾りのひもを結ぶまで、全ての工程を二人で行っています。
レリア・オヤラは、生まれも育ちもフィンランドの北極圏、ランプランドです。起業家の両親のもとに育ち、学生時代は経済学を学んだ後、デザインにも興味を持つようになりました。自分の故郷であるラップランド、そして本場フィンランドの美しいクリスマスの文化、デザインを世界中に届けたいと考え、ヴェンラを創業しました。現在は、ヴェンラ製品のデザイン、製造の傍ら、ラップランド大学でアートコースの教鞭をとり、後進の育成にも努めています。
グラフィックデザイナーであるソニヤと、ジュエリー職人であるエリナの二人が、フィンランドのヘルシンキを拠点に、フィンランドの自然や景色からインスピレーションを受けた美しいジュエリーを作り出しています。
1926年生まれ。フィンランドの中央芸術学校卒業後、広告業界の中でグラフィックアーティストとして活躍。現在のフィンランドを代表する偉大なアーティスト。巨匠デザイナーでありながら、誰にでも冗談を言うような陽気で優しい人柄で多くの人から敬愛されています。
より詳しいブルーンのご紹介はこちらのPDFをご覧ください。
現在も続くSKEというフィンランドを代表する広告代理店を創業した伝説的アーティスト。ビンテージ旅行ポスターの代表ともいえる「アエロ」のデザインでも有名なアーティストです。
1945年、フィンランドの中央芸術学校を卒業したオスモ・カレヴィ・オクサネンは、ちょうど戦争後、フィンランドが「陽気さ」を必要としている頃に活動を始めました。愛嬌のある代表作「スキーボーイ」や「アンブレラボーイ」を初めとした数々の名作を残す、フィンランドポスター界の巨匠アーティストです。
クリスチャンソンは、1950年代に当時ポスター芸術の最先端だったスイスで学び、構成主義の典型である「厳格的なグラフィック」のスタイルを貫きました。クリスチャンソンはチューリッヒで身に着けた構成主義のセオリーをうまく作品に落とし込み、ポスターや切手デザイン、その他のグラフィックアートの分野で広く活躍しました。
創作活動を心から楽しむミア。彼女が「不完全な美しさ」という温もりあふれるセラミックは、個性的で特別な1点物として、スウェーデン国内でも人気の高いギフトアイテムです。
プライベートでは4人の子供のママさん。子育てや家族生活を大切にしながらも、「自分の好きな事」に妥協しない、スウェーデン人女性らしい芯の強さを持った素敵な女性です。
ダーラナ地方出身。 北欧の伝統モチーフをモダンな製品に使う事で、いつまでも伝統が受け続かれて行く事を願っています。
マリカ・マイヤラ
ヘルシンキを拠点に活動するアーティスト。優しく独創的なイメージのアートが人気で、フィンランド、フランス、日本などでも絵本の挿絵に起用されています。日本では、2014年に出版されたもたいひろこ著「ひゃくおくまんのサンタクロース」に挿絵を提供し、世界最大級の絵本原画コンクール「ボローニャ国際絵本原画展」に入選。その他も多数の賞を受賞しています。近年は同じくフィンランドブランドのカウニステにもデザイン提供を行う人気アーティストです。
ティモ・マンッタリ
本の装幀、新聞や雑誌のイラスト、映画のグラフィック、絵本の挿絵…幅広い分野で活躍するイラストレーター。 レトロが好きなティモの作品からはフィンランドの古き良き時代を見ることができ、どこか懐かしく温かみのあるデザインです。ヘルシンキ在住で、趣味はレゴ。仕事の合間には二人の娘と一緒にレゴで遊ぶのを楽しみしているそうです。
サンナ・マンデル
ストックホルム郊外の図書館の上のマンションで育ったサンナは、小さなころから本が大好きでした。大人になりヘルシンキでグラフィックを学び、その後はイラストレーターとして多数の本、商品パッケージ、テキスタイルなどに多数のアートを提供してきた実力派。「ルドルフ・コイブ省」や児童文学コンクール「フィンランディア賞」なども受賞する力のあるアーティスト。明るくカラフル、楽しい雰囲気が大好きなサンナ・マンデルのアートは私たちに元気をくれます。
マッティ・ピックヤムサ
マリメッコ、ラプアン・カンクリ、サムンジ、カウニステなどにテキスタイルデザインを提供するフィンランドの人気イラストレーターです。日本に来日した際は「フィンランドの似顔絵屋さん」として各地でポップアップアトリエや個展などを展開しています。ムーミンの作家トーベ・ヤンソンも受賞した「ルドルフ・コイブ賞」など多くの賞を受賞している実力派。
自らを「木のオタク」と称するスティーナ。家具職人を両親に持ち、幼いころから木工に親しんできました。大学では木工技術を専門とする機械工学の学位を取得。現在は大学でも教鞭をとるほどの木の専門知識を持つスティーナ。木の美しさや特性を熟知したスティーナは、見た目の美しさはもちろん、本当の木の良さをお伝えできる製品を作ります。
スウェーデンに古く方伝わる伝統文化や地域、自然から受けるインスピレーションで、さまざまなニットパターンを書き起こしています。シンプルでいて個性的なデザインコレクションです。
フィンランドの農場から世界に発信するニットブランド。シンプルで実用的、それでいて個性的なニット帽コレクションをデザインしています。4人の子供のパパとママでもあるヤンネとアンナは、一切妥協を許さない、最高のニット製品を作ります。
Ditt-Datt カタログ 2019-2020(5.8MB)